手芸家のアメリカ暮らし
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ロープで作るバスケット・ワークショップ

 7月の終わりに、ロープを使ってミニ・バスケットを作るワークショップを行いました。私がいつも楽しみに読ませていただいている、才能あふれるデザイナーLisaさんの素敵なブログ「the red thread」のこのかわいいバスケットのチュートリアルを拝見したとき、すぐにも作ってみたくなり、コットンの洗濯ロープ(英語ではClotheslineと言います)を買いに出かけました。その後まもなく、お世話になっているヴィンテージ・ショップJunk EvolutionのオーナーCharからワークショップのお話をいただいたときに真っ先に思い出したのがこのバスケット作りでした。簡単に作れてカラフルで楽しいし、何より素敵なものが出来上がるのが1日教室(実際には2時間くらいのクラスでした)にはぴったりです。レシピは、事前にいくつか作ってみて私なりにより作りやすいと思える手順や方法に変更を加えて書きました。



集まってくださった参加者は6人。みなさんとてもフレンドリーで、私のつたない英語の説明にもかかわらず、すぐに作業の工程を飲みこんでくれて助かりました!素敵なヴィンテージの家具や雑貨に囲まれた、心地よい空間です。(毎月、このお店のディスプレイのテーマが変わります。今月は私のだ〜い好きなミッドセンチュリー・モダン。興奮しました〜。)午後6時からのクラスにも関わらず、このときの日没はまだ9時ごろでしたから、明るくて細かい作業もしやすかったです。


たくさんの色数の刺しゅう糸を用意しました!この、刺しゅうが糸いっぱいつまったプラスティック・ケースは、去年のクリスマスにCharからいただいたもの。私が好きなものをよくわかってくださっています!この刺しゅう糸のおかげで、レッスンが何倍も楽しくなりました。


みなさん、集中して作業に取り組んでいました。(おしゃべりも弾んでいましたが、ちゃんと手も動いていましたよ!(^-^))




みなさんの色の組み合わせにも個性があり、楽しく拝見しました。私があまり使ったことのない配色もあり、こんな意外な組み合わせもけっこういいなあ、と参考になりました。

オレンジ+グレー


レインボー+グリーン


イエロー+オレンジ+ネイビー


こちらはユニークな配色ではありませんが、ブルー+グリーンはいつも私の大好きな組み合わせです。


同系色の組み合わせはどんな色でもきれいにまとまります。


こちらは私が作ったサンプルのバスケット。イエロー+グレーは最近のお気に入りなんですが、不思議なもので今まで黄色ってよく使う色ではなかったのです。人の好みって、折々に変わるものですね。それとも私が年取って寛容になったせい?(笑)






みなさん、時間内に完成させることはできなかったので、材料を十分に持ってかえっていただきました。もしかしたらお家でもうひとつくらい作ってくれたかもしれません。きっとみなさん、いい時間を過ごしていただけたと思います。読者のみなさんも、楽しんで読んでいただけたならいいのですが。

今日から学校が始まりました。また普段の日課に戻り、ムスメが学校に行っている間、自分の時間ができるのはうれしいのですが、同時に、もう夏の終わりが近づいていると思うと少しさびしい気もしています。

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日本では暑さのみならず、不安定な天候が続いているようで心配です。今朝はテレビで広島の土砂災害の悲しいニュースを見ました。災害のニュースを耳にするたびに、人間の無力さにむなしさを覚えます。被害がこれ以上広がりませんように、またお亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
あづま袋 ソーイング ワークショップ
 先週の水曜日、地元のヴィンテージ・ショップ、Junk Evolution にて、ピローケース(枕カバー)を使ってあづま袋を作る、というソーイングワークショップを行いました。とてもお天気がよく、参加者のみなさんとともに楽しいひと時を過ごしました。このイベントを企画してくれた Junk Evolution の Char と Linda、真剣に、楽しくプロジェクトに取り組んでくださった参加者のみなさんに感謝です。

見本として、いろんなバリエーションのあづま袋を作っていきました。すべてリバーシブルになっています。二重に仕立てているのに縫うのは全部直線で縫う距離も短いんですよ。下の写真のバッグは、鮮やかな配色のヴィンテージ花柄に春らしいギンガムチェックの組み合わせ。編み物のプロジェクトを入れるのにちょうどいい形ととサイズです。


こちらはやはりヴィンテージの花柄。やわらかい配色が春らしいです。裏地はストライプ。


ワークショップに必要なものを車に積んで出かけます。ミシン2台にアイロン、アイロン台、その他もろもろ、準備完了。


全部で4台のミシンを準備しました。2台は CharとLindaが貸してくれました。それぞれ、違う年代生まれのミシン。私のは20年ものと推定10年もの。Lindaのが一番新しくて唯一のコンピューター制御のミシンでした。一番古いのがCharのおばあさまが使っていたと言うヴィンテージ物。見た目もかっこよく、パワフルな一台で、今でもバッチリ仕事をしてくれてすごいです。

みなさん、真剣に取り組んでいます。ミシンが初めて、と言う人もいましたがみなさん、なかなかの腕前でした。


ヴィンテージやリサイクル、リメイク家具や雑貨がいっぱいの素敵な店内でソーイング。

嬉しいことに、全員が2時間ほどでバッグを完成できました。ここからは自作のバックとともに撮った生徒さんたちのポートレートです。

シャビー・シークな花柄がすてき。ポーズも決まってますね。


想像していなかったゼブラ柄のピローケースを持ってきてくださいました。白黒とピンクの組み合わせが、すごくモダンでスタイリッシュだと思います。おしゃれ。


紫色のギンガムに同系色の淡い花柄。春らしいバッグになっています。

バリエーションのサンプルをもう少し。これは表布に2色の布を組み合わせたもの。こちらはピローケースではなく、手持ちのヴィンテージ布を使っています。かわいいでしょう?


裏側はこんなかんじ。同じバッグとは思えませんよね。リバーシブルで2倍楽しめます!


こちらも2色の布を使って配置を変えて縫ったものです。水玉は極薄のヴィンテージのワンピースでした。クールで洗練された雰囲気のバッグになりました。裏は同系色の小花柄です。





みなさん、ほんとに上手に作ってくれました!布の選び方で同じバッグがまったく違う雰囲気になりますね。もっといろいろ作りたくなりました。


ところで、背景の紫色の壁と再生されたキャビネット、素敵だと思いませんか?壁は毎月変わるテーマに合わせて塗り替えられるんですよ。いつもセンスの良さと豊富なアイデアで私を驚かせてくれる素敵なお店です。

やっと少しだけ春めいてきたサウスベンドです。自作のバッグを春のファッションに合わせて楽しんでいただけるといいな、と思います。

シノワズリ&アジアンテイスト
先週金曜日、委託販売先のお店のイベントで招待作家として作品を販売しました。お店の今月のテーマ、「シノワズリ・アジアンテイスト」にあわせて、和のテイストの作品を作って出品しています。写真は私の作品を置いていただいているテーブルとドレッサー。いつも素敵なディスプレイで作品が引き立つように飾っていただけるのがとてもありがたいです。この日は、自分のものを売るだけでなく、青いスツールと日本のものと思われる、Blue&White のお皿を一枚購入しました。









お客様に振舞うために、和菓子を作って持って行きました。手前のカラフルなのが外郎(ういろう)、奥に見えるのが水羊羹です。最近、作り方を覚えたのですが、どちらもとても簡単でびっくり。これから頻繁に作ることになりそうです。この辺の人には、すごく珍しいものだと思うので、敬遠されるかな?と思いましたが、意外にもほとんどの皆さんに召し上がっていただき、おいしい、という感想もたくさんもらってうれしかったです。


日本人のお友達が二人、わざわざ遠くから着物を紹介しに訪ねてくれました!イベントを盛り上げてくださってどうもありがとうございました!素敵なお着物姿のお二人をパチリ!


店内の様子の写真を何枚か。お店のブログにももっと写真があります。






私の作品はしばらく置いていただきます。もっと作って随時、追加していこうと思っています。新作ができましたら、またご紹介していきますね。

イースターの週末、新緑と花々で彩られた景色を楽しみました・・・と思ったら、今日は冬に逆戻り。なんと雪がちらつきました!この地域ではあり得ることとはいえ、もう雪だけはご勘弁を!という気持ちです。数日後にはまた暖かさが戻るようす。早く厚手のコートを片付けたいものです。

師走。仕事のこと、ムスメのこと。
たいへん長らくごぶさたしています。みなさん、いかがお過ごしですか?11月末から一気に忙しくなり、情けないことに、1日が終わるとブログを更新する気力も残らずベッドへ・・・という日が続いておりました。おまけに2週間前には夫婦揃って喉頭炎を患い、さんざんな目に・・・。夫はまだ風邪を引きずっているものの、私は体力も回復し、この忙しい時期をどうにかこうにかやっつけています。

何をそんなに忙しがっていたか、と言いますと、先週末、私の作品を置かせてもらったり、講習会をさせてもらったりしているヴィンテージのお店 Junk Evolution で、今月のゲストアーティストとして紹介していただいたので、そのための作品作りや、またもう一度ふろしきのワークショップを行ったので、その準備などに明け暮れていたのでした。それに加え、この時期はムスメのバレエスクールのくるみ割り人形の公演のリハーサルが頻繁にあり、また学校でも行事の多い季節だったりで、いつもの何倍もあわただしい気分です。



上の写真は、今月 Junk Evolution に置かせてもらっている作品の一部。クリスマス時期ということもあり、プレゼントによさそうなものをいろいろ取り揃えました。新作も加え、バッグやアクセサリーを納品しました。

こちらが私の作品を置いた棚。ひとつの本棚を丸々使って作品を美しくディスプレイしてくれました。感謝!


今回の展示のテーマは「古いものを新しく(リサイクル)」としました。
こちらはアンティークの着物生地を使ったハンドバッグ。


古着屋で見つけた千鳥格子のスカートをトートバッグに。ウール刺しゅうをプラスしました。
また、ベルトをリサイクルしてベルトポーチに。日本でも今流行り(らしい)のかぎ針編み、スター・クロシェでポーチを編みました。カラフルなフェルトのブローチをアクセントに。


作品の前で写真を撮ってもらったので。。。。。金曜の5時から9時にかけてお店でいろんなお客さんたちと話をしました。この店に来る人はみな感じのいい人ばかりで、個性的な人が多いのも特徴。そんな人々との会話で楽しい時を過ごさせていただきました。


Junk Evolution では、毎月テーマを変えてお店の中を改装しています。今月のテーマは「Dancing into December」。扱っているヴィンテージの品物やリメイクされた家具なども手ごろでかわいいものばかり。なんといってもディスプレイのセンスの良さに魅かれます。


12月のテーマに沿って、なんと正面のショーウィンドウではダンサーが!毎月、第一金曜に行うイベント「First Friday」では、このような楽しいアイデアでお客さんたちを楽しませています。


翌、土曜日はまた2時間ほどふろしきのワークショップを行いました。やはり、まだまだふろしきの認知度は低いようで、多くの人が一枚の四角い布でいろんなものを包めたり、結び目をいくつか作るだけでバッグになったりするのに感嘆していました。おかげさまで、手作りのふろしきも順調に売れています。写真を撮るのを忘れたので、これは前回のものです。


そうそう、そしてふろしきを教えた後は、すぐに約1時間運転してミシガンへ。ムスメのバレエスクールのくるみ割り人形の長〜い公演(全7回)の初日を見に行ってきました。疲れきったものの、やはりわが子の舞台は見逃したくないもの。今回はスノーフレーク(雪の精)を踊っています。まだまだバレエというには程遠いですが、本格的に訓練している、上手な上級生たちと同じ舞台に立つことはいい刺激になっているようですよ。


ちょっと口紅が赤すぎでは?と思いましたが、みんなとってもかわいい雪の精になっていましたよ。この日は手違いでティアラが全員分揃わなかったそうで、ちょっと頭がさびしいですが。


バレエの公演は今週末も続きます。今後はすべてサウスベンドの大きな劇場です。今日(火曜)から毎日、劇場での舞台稽古です。小さい子にはかなりきついスケジュール。風邪を引かずになんとかやり遂げてほしいと思っています。

こちらは、Junk Evolution で見つけたくるみ割り人形。ターコイズにペイントしたんですって。かわいい!


日本もアメリカも(そして、そのほかの世界中のいろんな地域も)年末はみな、大忙しでしょうが、みなさんが健康で、家族や仲間とあったかく過ごせますように:-)

Wabi Sabi Saturday #2 ふろしきワークショップ
先週の土曜日(21日)、ダウンタウンのビンテージショップ、Junk Evolution で、2度目のWabi Sabi Saturday を行いました。今回のテーマは「ふろしき」。日本が誇るエコ文化のふろしきですが、中古やビンテージの家具や雑貨をステキにリメイクして販売し、「Live Green」を提案するこのお店のテーマにぴったりのアイテムだと思います。最近ではアメリカでもふろしきをテーマにしたHow to本などが数冊出ていますが、まだまだ多くの一般の人には認知されていません。それで、ぜひふろしきを紹介したいと思い、このイベントを提案させてもらいました。ふろしきの使い方のデモンストレーションと、ハンドメイドのふろしきを販売しました。結果は大好評で、このイベントを楽しみに来てくださったお客さんを始め、多くの方が興味深く、立ち止まって見て行ってくださり、2時間の予定を30分ほどオーバーしました。



1枚のただの四角い布を、いくつか結び目を作るだけで、バッグやバスケット、ギフトラッピング、ティッシュケースカバー、ヨガマット・キャリアなどに変身するのが驚きだったようです。ふろしきは、大中小の各サイズ、素材も綿、化繊、古い着物地などを用意しました。



このエレガントなハンドバッグは結び目四つでできます。飾りにコサージュ(手作り)を添えました。



こちらはバッグ用の持ち手リングを使ったふろしきバッグ。二つの結び目だけでできます。バッグの持ち手リングは手芸やさんで入手できますが、このリングは私が手作りしました。ホームセンターで手に入る、透明のチュープを使っています。



こちらはワインボトルを包んだもの。ギフトラッピングとしてもとてもステキですが、2本のボトルを片手で持ち運べる、実用性も兼ね備えた包み方です。



この紫色の水玉バッグは、私が雨だれバッグと呼んでいる結び方で、三つの結び目でできます。持ち手を髪用のポニーテールゴム(輪っか)にお花の付いたものを通してアクセントにしています。ブレスレットなども便利に使えます。



写真を撮るのを忘れてしまったのですが、当日はヨガマットを大判のふろしき(1m角程度)でさっと包んで肩にかけて運べる包み方が大人気でした。ヨガマットを包むためにふろしきを買ってくれた方もいたりして、ヨガやピラテスをやっている人が多いのも実感しました。いつかその包み方をブログでも紹介したいと思います。

そして、こちらは私のお気に入りショップ、Junk Evolutionの店内の一角を撮った写真です。毎月新しいテーマに沿って、ステキな品揃えとディスプレイで楽しませてくれます。古いものをリメイクした家具や雑貨は楽しく、おしゃれなものばかり。いつもたくさんのインスピレーションをもらっています。



今回のイベントが好評でしたので、また秋かクリスマス前くらいにまたふろしきイベント第2弾をやりたいと思っています。今度はギフトショッピングとふろしきを使ってのギフトラッピングを組み合わせた提案などが面白そうだね、とJUNK Evolutionのオーナーさんたちと話あっています。



ふろしきは私にとってはとても身近な、よく使うアイテムです。現在、ふろしきをよく使っている人は日本でもあまり多くないかもしれません。最近、見直されてきているようでうれしいです。日本の伝統的な生活文化、ちっとも古臭くなく、逆にシックでおしゃれなアイテムだと思います。もっともっと、ふろしきがポピュラーになったらいいな、と思います。