手芸家のアメリカ暮らし
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カーディガン「Olinda」完成!!
 ムスメのカーディガン「Olinda」、ようやくブロッキングを済ませついに完成しました。オリジナルのパターンよりボタンの数を増やし(9個!)、ムスメのリクエストにより袖をものすごく長めにしました。ムスメ、なぜだかカーディガンやセーターは袖の長〜いのが好みらしい。そろそろ自分の着るものも好みにうるさくなってきた。この年代のほかの子たちに比べればこだわりは少ないほうだと思いますが、もう、母の選んだものを何でも着る、という時代は終わりみたいです。 さて、ここ北インディアナはどうやら寒さの峠は越えたようで、おととい辺りからぐんと気温が上がってきました。なんと最高気温は10℃前後!!数週間前に-20℃が続いたことを思えば、なんという暖かさ!!(冗談抜きで、晴れの日の10℃は暑いとすら感じる!)降り積もった雪が徐々に溶けて軒の氷柱から水が滴るのを見るのはうれしいです。一方、ムスメにこのカーディガンを着てもらいたいので、あまり急に暖かくなってもらっちゃ困る!という気分もあります
ラベリー
のこのカーディガンのプロジェクトページはこちらです。(ご覧になるにはアカウントが必要です。簡単にサインアップできますので興味のある方はぜひ。)







モデル風にすまし顔のムスメですが、ふだんはこんな感じ。忍者のごとく跳びまわっています。





いい笑顔、もらいました!(この翌日、乳歯が2本抜けたので、いいタイミングでした。)
HAPPY KNITTING!!

ニッティング
秋から隙間の時間を使って編んでいたムスメのカーディガンが、先週やっと完成しました!改めて数えてみたら、なな、なんと5ヶ月もかかってしまったことを知り、少々ショックをうけました!原稿や作品の締め切りやら、年末年始のいろいろやらあるので、のんびり時間のある時だけ編もう、とは思っていたのですが、5ヶ月かかるとは思っていませんでした。ここの冬は長く、まだまだ暖かくなるのは先でよかった!と思うのはこんな時だけですね。パターンは Georgie Hallam さんの Olinda。 人気の編み物コミュニティー、ラベリーで見つけました。ラベリーにアカウントをお持ちの方、私のプロジェクト・ページはこちら。まだ、ブロッキングが済んでいないので、完成着用写真もなく、使用糸などの情報も未記入なのですが、終わり次第アップデートしようと思います。このカーディガン、一見するととても複雑そうなのですが、4目6段の模様と裏メリヤス編みをただただ繰り返していくだけなので難しいことはなく、覚えてしまうとリズミカルに編み進めました。ただ、全体が模様編みなので少々根気がいります。しかしながら、ねじれたような模様が少しずつ、長くなっていくのが楽しいアイテムでした。今は、ひとつ完成して、さて、次は何を編もうか、と考えたりパターンを探したり、の楽しい時間です。編まないときは何ヶ月もやらないのですが、いったんはまると中毒になってしまうのが編み物。次は自分用の春夏物をなにか編もうかな、と思っています。(スローペースなので、夏物、と言ったほうがいいかな?)




このカーディガンはトップ・ダウンと言って、衿から編み始め、袖はヨークから直接編みつなぐ仕組みになっていたので、最後のほうになると、すでに編んだ前後身頃をさばきながら袖を編むのが厄介です。袖が長くなってくればなおさら。なので私は、自作のあづま袋(リバーシブルです)に編んだ身頃や袖を入れて、進行中の袖だけを外に出して編み進めました。これだと、袖をぐるぐる編み進めると同時に身頃を回すのも簡単ですし、編まないときの収納にもなっていいのです。あづま袋の作り方はみなさん、もうご存知でしょうが、海外の読者のために、そのうちチュートリアルを書こうかな、と思っています。


ところで、今、新しいマフラーのパターンを作っているところです。もう節分も過ぎ、地域によっては春がそこまで来ているところもあるでしょう。今からマフラーというのも遅すぎるかもしれませんが、ここ北インディアナはまだまだ寒さが続きます。今朝の気温は-7℃。週末には-20℃まで下がる予報です。まだまだ防寒着が欠かせません。地球の反対側ではそろそろ夏も終わり、ですよね。編み物がしたくなる季節も近いはずです。このマフラーは基本的ないくつかのステッチ(編み目)だけを組み合わせています。見た目ほど難しくありません。というわけで、近々、できたら編み図をご紹介したいと思っています。



今日はここまで。みなさま、お元気で楽しい週末をお過ごしくださいね。HAPPY KNITTING!!



 
季節はずれの編み物
みなさん、母の日はいかがでしたか? こちら北インディアナもようやく春が来たな、と思ったら、ここ数日は初夏の気候できのうの母の日もとても気持ちのよいお天気でした。我が家では夫の両親とランチを一緒にしたこと以外は特別なことはしませんでしたが、晩御飯の後、立ち入り禁止の紙を貼って締め切ったキッチンで娘がガチャガチャと、私(と自分)のためにデザートを作ってくれました。ソーダフロート。客用のワイングラスに、それだけでも甘すぎるソーダの上にフローズンヨーグルトを浮かべて・・・・。味は甘すぎだし、ヨーグルトが少し溶けてソーダと混ざってぶくぶく泡が出ちゃってたけど、とてもうれしいサプライズでした。


さて、編んでいた French Cancan ショールがやっと完成しました。Ravelryのパターン(英語です)はこちら。世界中のニッターさんたちが活用しているRavelry(ラベリー)についてはご存じない方のためにいつかご紹介したいと思っています。完成してみると、ショールとしては思ったより小さかったので、スカーフかマフラーのように使うことになりそうです。ふんわりと軽くて使いやすそうで気に入っています。時間さえあれば、違う色でサイズを大きくして作りたいと思います。が、まだたくさん編みたいショールのパターンがあるので、たぶん無理でしょうね〜。





ショールを編み終える前から、次のプロジェクトに取り掛かりました。何を編んでいるか・・・もうお分かりですよね。


いい季節です。みなさま、楽しい1週間をお過ごしくださいね。
ショール編み&テラリウム作り
ようやっと長かった冬が終わり、そろそろ木蓮の花が咲き始めました。時には20度前後に気温が上がるようになりましたが、私の編み針にはまだこのショールがかかっています。美しいふち編みに惹かれてひと月ほど前に編み始めました。英語のパターンでショールを編むのは初めてです。暇を見つけてはゆっくりと少しずつ編んでいます。


今まで、私はショールを使うことはめったにありませんでした。でも、去年の秋、初めて帯状疱疹にかかってしまって以来、幹部の左の首から肩、腕にかけて、軽い神経痛の痛みが残ってしまいました。ある土曜日の朝、肩に発疹があるのを見つけて、なぜか直感的にこれは帯状疱疹ではないか、と思いました。週末だったのでクリニックの救急診察で診てもらいましたが、そこでは帯状疱疹ではないと診断されてしまい、なんの処置もありませんでした。結局、週明けにかかりつけ医に診てもらって帯状疱疹との診断。帯状疱疹は、症状が出てすぐに処置すれば後遺症が残ることはないそうですが、それが遅れてしまうと神経痛などの後遺症が長期にわたり残ることがあるそうです。救急ですぐに処置してもらえればこのわずらわしい痛みに悩ませられることもなかったのに・・・と思います。皆さん、もしも、帯状疱疹らしい症状が出たらすぐに病院に行ってくださいね。
ともかく、そういうわけで、肩を冷やすとどうしても痛みが出てしまうので、これからは季節を問わず、冷やさない対策をしたほうがいいと思ってショールを編み始めたわけです。


ショール作り目というのを初めて知りました。これって以前から存在していた作り目なのかしら?それとも最近の新しい作り目?ちょっと調べてみたいです。


輪針を使って本体を編みます。どんどん増し目をしてショールの形が見えてきます。やったことがない面白い編み方です。


本体ができたら、続けてレースとケーブルを組み合わせた美しいふち編みを、本体の編地に対し横方向に編みつけていきます。ふちのピコットの編み方などが変わっていて、本体との接合部分も「なるほどね〜」という編み方で、面白くて飽きずに編めます。


今はこのくらい出来ました。あと少しで完成!楽しみです。

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先週、最近人気のサキュレント(多肉植物)を使ったテラリウム作りのクラスに参加してきました。ガラスの器に砂利、チャーコール(炭)、土を入れ、植物を植えて苔や石、松ぼっくりや小枝などのオーナメントを配置して出来上がり。









工程はシンプルでとても簡単でした。土や植物に触っているのはとても気持ちよく、わいわいと楽しく作業しました。完成作はキッチンの丸テーブルの上に置きました。バスルームと寝室に、あと二つくらい作りたいな、と思っています。

日本はゴールデンウィークが始まりましたね。どうかみなさん、元気に楽しい連休をお過ごしください。ハッピー・ニッティング!!

ルーム・ニッティング
大変ごぶさたしてしまいました。皆さん、お変わりありませんか?ここ北インディアナも、先週辺りからやっと本格的に春めいてきました。1週間前にかすかに雪がちらついたときには一週間後に気温が20度を超えるとは想像できませんでした。ともかく、今日アメリカは暖かくすばらしい晴天のイースター・サンデー(復活祭)となっています。

いつにも増して長〜く厳しかったこの冬の間は窓も開けられず、掃除もおざなりになりがちでした。この辺では大掃除は年末ではなく、4月の今頃にする人が多いようです。私もこの4月は家の掃除と改修に集中しようと決め、天気のいい日は毎日窓を開けて空気を入れ替えたり、不用品を集めて寄付したり、パティオや家の外回りの片付けをして新しい植物を植える準備をしたりしています。そうこうしていたらすぐに学校が春休みになり、オットは休みを生かして海外に住んでいる弟に会いに、一人でアムステルダムに出かけました。それで私はその1週間、ムスメを映画やお友達の家に連れて行ったり、遊び相手を探したり、お友達を家によんだり、自分の定期健診に出かけたり・・・・と毎日忙しく、あっという間に春休みは終わってしまいました。さて、ようやく久しぶりにブログに集中しようと思えば、我が家のインターネットが不通(と言いますか?)になり、復旧に3日もかかってしまいました。そういうタイミングの悪い時ってありますよね〜。

そういうわけで、このところ制作にかける時間があまりとれずにいましたが、何にも作っていないとどうもムズムズして精神衛生上よろしくないので、何かしら手を動かしてはいます。そうそう、いくつになっても新しく勉強したいこと、というのは尽きないもので、最近新しい手法を勉強し始めました。というほど大げさなものではありませんが、それは「ルーム・ニッティング」という、大きなリリアンのような道具(ニッティング・ルームとかニッティング・ボードなどと呼ばれています)を使ってする編み物です。アメリカではかなり以前からある手芸のようで、大手手芸店ではこの手芸の道具は普通に売られています。前から気になっていたのですが、最近急に思い立ってネットでビデオを見たり、本を読んだりしていたら無性にやってみたくなり、一昨年のクリスマスのプレゼントとしてムスメにあげた円形のルームのセットを出してきていくつかのステッチを編んでみました。


この円形のルームは帽子やネック・ウォーマーなどを編むのに便利な道具です。(下の写真参照)今日はステッチについての詳しいお話は書きませんが、円形のルームで編めるのはシングル・ニットという一重の編地です。


それに対し、二重の編地が編める(ダブル・ニッティング)ルームは一般的にはロング・ルームというもの。どちらかと言うとダブル・ニッティングのほうに興味があるので手芸店へ走り、ロング・ルームを買ってきました。いくつかのメーカーがロング・ルーム(メーカーによって異なる呼び名が使われています。)を出していますが、今回は手芸店で手に入るものの中からMartha Stewart Craft 製のものを買いました。


各メーカーの製品についての私のレビューはまたいつか機会があれば書くことにして、とにかく、早速基本的なステッチの中からねじりメリヤス編みでマフラーを編みました。


ロング・ルームはこのような長方形または幅の狭い楕円形をしています。


このようなフックを使って編みます。

最初、要領が分かりませんでしたが、少しやってみるとコツがつかめて楽しくなり、どんどん編み進みました。編地は二重になっていますから厚みがあって暖かく、しかし編み目がゆったりしているためにとてもやわらかくしなやかな仕上がりです。




85gの並太程度の毛糸をひと玉だけ使って、なんと1日で(1日がかりでずっと編んでいたわけではありませんよ)このミニ・マフラーが編めてしまいました。


この後も、できれば練習のために、違うステッチを使って小物をいくつか作ってみたいと思っています。この道具と手法はまだまだ未開拓の、いろいろな可能性がありそうな気がしています。もっと太いしっかりした糸で編めば丈夫な編地ができますから、バッグやホーム・グッズなどを作るのにいいし、やわらかく細い糸を使えば、レーシーな、ソフトで軽いマフラーやショールができるでしょう。編みこみ模様も模様編みも出来ます。小さなルームを使って大きなブランケットを編む方法のビデオも見つけましたし、なんと靴下さえ編めてしまうんですって!! 靴下編みにはまた、専用のソックス・ボードというものもあり、なんだかもう欲しくなってしまいました!! だって、どんな風に編めるのか、試してみたいじゃありませんか!? 何十年も手芸をやっていても、まだまだ知らないことが多くて嬉しい限りです。また何か作ったらご報告しますね。それでは。