しばらくぶりです。16日に千葉の実家に無事到着しました。さすがに4歳になると、子連れの空の旅も今までと比べてずいぶん楽になりました。季節的なこともあるでしょうが、時差ぼけも前回ほどでなく(毎日午前2時にムスメに起こされてましたから・・・)、5時おきでも夏の朝は明るくて、むしろ早起きで三文の得をしています。
幸い、直前に梅雨が明け、二十日の海の日には千葉の海に海水浴にもでかけられました。その後はなんだか梅雨に逆戻りしたような鬱陶しい毎日ですが。いとこのMOMOちゃんと初めての(2歳の時にも行ったことがあるので厳密には2回目ですが)浜遊びに大興奮の1日でした。できれば滞在中にもう1回行きたい・・・できるかな?
さて、帰省のドタバタもさることながら、7月に入ってから我が家には大きな出来事が立て続けにあり、アメリカに帰国後には生活が大きく変わることになったのです。それはどんなことかと言うと・・・。
ここ2年くらい、古い家を直して貸家やゲストハウスをやり始めたら、これがおもしろくて、たくさんの売り家を見て歩くのが趣味のような仕事のような・・・になりました。そうするうちに、いつか私たちの理想の家に出会ったら住み替えよう、と思っていました。
そして、7月のはじめ頃、ついに、というか突然に、というか。そんな家に出会ってしまったのでした。上の写真はその家の玄関ホール。まだ前のオーナーが住んでいるのでピアノや壁掛けなどの付属品は私たちのものではありません。天井近くに作りつけられた円盤型のプランターをご覧ください!これを見ても分かるように、この家は1960年代半ばに建てられた、ミッドセンチュリーの香りがプンプンただようバイレベル(普通の2階建てを半階ずつずらしたような、全体で5つのフロアで構成されています)の家。
つまり、この家を買うことに決めたのですが、そうなると今住んでいる家を売らなければなりません。この不況下で果たして売ることができるのか、かなり不安がありましたが、とにかくやってみることにしました。それから家の大掃除が始まりました。アメリカでは家を中古で買うのはごく当たり前に行われています。古い家も、手を入れて住みやすくきれいにすることで価値を上げることができます。我が家も、今の家に住んで3年あまり、あちこち補修をしたり屋根を葺きなおしたり、ファーネス(暖房)を取り替えたり・・・・とそれなりに投資をしてきました。また、家を売るとき、内見にきたバイヤーが住みたいと思うように家の中をモデルルームのようにセンス良く飾り付けたりもします。これを「ステージング」というそうです。
とにかく、私が日本に向けて発つ前に、家を買うための交渉と手続き、家を売るための大掃除とステージングを済ませてきたわけです。出発後、19日の日曜日に担当のリアルター(不動産屋)がオープンハウス(内見会)をしてくれたのですが・・・その結果が、なんとほぼ「即日完売!」みたいな状態で決まってしまったのです。売値もほぼ希望の価格。何ヶ月も売れなくて困っているオーナーもいるというのに、なんと幸運なことでしょう。
こうしてこの半月くらいの間に、家購入と家売却という大事業をやってのけたことになります。8月半ばにアメリカに帰ったら、さっそく今度は引越しにとりかかります。あまりの急な展開ですが、ものごと決まるときはトントンと決まるものなのかもしれません。
今度の家も、直したい箇所がいっぱいですが、今までより数段明るく広くなりますし、収納もたくさん。私の独立した作業部屋も持てそうです。住んで見なければ分からない不具合もたくさん出てくると予想していますが、建物のデザイン自体が気に入っているので今から住むのが楽しみです。
そんなわけで、帰省中なのに長々と近況報告になってしまいましたが、この次は日本でのバケーションの話題を書けそうです。