手芸家のアメリカ暮らし
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初めてのキルティング・ビー
キルトを作るようになって約半年になりますが、今回、初めてオンラインのキルティング・ビーに参加してみました。Flckrのグループのひとつ、[ 3×6 ] Sampler Quilt Mini Bee です。このビーは、参加登録したメンバーを7人ずつのグループ「Bee hive(蜂の巣)」に分け、自分以外のグループメンバーに対し、決められたサイズのブロックを作って交換する、というものです。つまり、それぞれが6枚のブロックを作ることになります。ブロックは色違いの同じパターンでなくてはならない、というルールで、メンバーはそれぞれの色やテイストの好みをリクエストできます。

期間が決まっていて、このビーの締め切りは9月15日です。夏の間、1ヶ月も日本に滞在することが分かっていたので、締め切りまでに6枚のブロックを完成できるのかどうか、少し不安もありましたが、結局のところ、日本から戻ってすぐに取り掛かり、3日ほどで完成することができました。



これが、私の作った6枚のブロック。ひとつのサイズは12.5インチ(約32センチ)角です。

どのパターンを採用するか、だいぶ悩んだのですが、最終的にこの「Bento Box quilt(弁当箱キルト)」というパターンに決めました。これは弁当箱パターンのシンプルバージョンです。これらのイメージを見ていただくと分かるかと思いますが、きれいに仕切られたお弁当箱の中身のようなデザインが名前の由来であろうと思います。初めてこのパターンを見たときから、すっかり魅了されてしまいました。次のキルトはこのパターンで行こう!と思っているので、その前に、このキルト・ビーでいくつか作ってみるのもいいと思ったのです。

自分ではなかなか選ばない色あわせを体験できるのもとても面白かったです。新しい発見がいくつもありました。自分の色選びの幅を広げるにもいい経験になると思います。



黄色、オレンジ、白のブロック。




グレイ、白、ピンク、というリクエストに答えて。




グリーン+虹色(いろんな色)のブロック




グレイ、黄色、白、のブロック。




赤、白、アクア(水色)のブロック。




白+虹色、のブロック

これから郵便でこれらのブロックを送り出します。その中の1枚はドイツに飛びます。世界中のキルターとブロックを交換できるのも、オンライン・キルト・ビーの醍醐味ですね。私もすでに、素敵なブロックを2枚受け取りました。1枚はドイツからです。全部届いたらその6枚のブロックを使って何を作るか。それを考えるのもまた楽しいです。またチャンスがあったら参加したいと思っています。





入学
アメリカの学校はこの時期に新学年が始まります。Ninaは今年から小学生です。小学生といっても、最初の年はキンダーガーテンといって幼稚園年長さんみたいな学年で、翌年から1年生になります。25日の水曜日がNinaにとって初めての登校日でした。日本なら初日は入学式ですが、こちらでは卒業式はあるものの、入学式にあたるセレモニーはありません。日本人の私には、ちょっと物足りないような気もします。夏休みの間に3回の親子参加のオリエンテーションがありましたので、最低限必要な学校に関する説明は受けていますので初日に親が一緒に登校しなくても、特に支障はないのですね。

Ninaはプリスクール卒業以来、キンダーガーテンに行くのをずーっと心待ちにしていました。そしてその日がやっと来たのです。寝坊でもしてスクールバスの時間に遅れたらいけない、と前日はいつもより1時間以上も早く自分からベッドに入りました。朝、私が起こしに行くとすぐに目を覚まして準備に取り掛かりました。

スクールバスを待つ間に記念の写真を撮りました。Ninaの学校は制服が指定されています。制服といっても緩やかな規則(色、襟のあるもの、など)があるだけでわりに自由にコーディネートできるようになっています。小さい子の制服姿って、おしゃまな感じがしてとてもかわいいものですね。



準備が早くできてしまったので、バス到着の予定時間より10分も早く外へ出ました。しかし、予想どおりバスは遅れていました。初日ですから、多分、学校に行きたくないとぐずる子供もいるでしょうし、親たちもバスドライバーに何かしら質問したりして、どんどん予定の時間を過ぎてしまうのでしょう。30分ほど待って、ようやくバスが到着。初めて乗るスクールバスのワクワク感というのはどんなでしょう。




今日に限っては、バスを待つ長い時間も苦になりませんでした。学校でどんなことをするのか、新しい友達はできるか、などなどおしゃべりの種はつきません。

アメリカでも、初日に子供を送り出す親は、やっぱり少し感傷的になるようです。日本人が子供の入学式で経験する感傷を、こちらではバスを見送るときに感じるのですね。




午後、無事に帰り着いてバスを降りるNina。私たちの顔を見て、彼女が最初に言った言葉は「友達できたよ!」でした。よかったね。

これから小学校卒業まで5年間、私にとっては分からないことばかりのアメリカの教育システムですが、ムスメとともに楽しみながら学んでいこうと思います。




さよならNinaのスクールバス。また明日の朝、ね。




日本の夏休み その2
日本滞在中、実家と同じ千葉県内にある妹の家にも泊めてもらいました。そして、とうとう、やっと、ついにこのキルトを渡すことができました。5月に完成していたものです。プレゼントする相手は、アメリカに住んでいる私の分も実家のことや親のことなど、今までもこれからも何かと世話になることが多い妹。今年の7月の彼女の誕生日祝いと、感謝の気持ちと、とこれからもよろしくね、の意味を込めて贈りました。妹の家のインテリアをイメージしながら作りました。家族みんな気に入ってくれたようで、作った甲斐がありました。さっそく姪のモモちゃんの部屋に飾ってくれました。部屋の淡いピーチピンクとキルトの色が相性ばっちり。このキルトにピッタリの場所に納まりました。



ところで、妹はパートタイムで仕事をしているのですが、私たちが泊めてもらった最初の日は彼女の出勤日でした。出かけている間、暇つぶしに何か作ってほしい、というので妹の新しいミシンと、彼女の持っている生地を使ってティッシュの箱のカバーを作りました。



最近買ったというブラザーのミシンはとてもスムーズで軽いし、ホームソーイングにはとても便利そうですが、私にはちょっと軽すぎるような気がしました。ヘビーユーザーには、ミシンももう少しヘビーなものが合うのでしょうね。しかしながら、誰かのミシンと材料を使って何か作るなんて、考えてみたらやったことがないので、なかなか面白い経験でしたよ。




このシャビーな雰囲気の木綿を選んでみました。




出来上がったのはこれ。部屋の雰囲気に合っています。




時間があったので、もうひとつ別の布で作ってみました。




とても簡単で20分くらいでできるので、私もそのうち自分の家用にも作ろうと思いました。




最後にもう一度、妹にあげたキルトの写真です。


日本の夏休み その一
みなさん、お久しぶりです。水曜日に暑い日本から戻ってきました。サウスベンドの夏も暑いと思っていたけど、日本から来たら、なんだか軽井沢にでもいるような気分です。日本滞在中は、結局2回しかブログの更新ができませんでした。なんだか毎日忙しく、ゆっくりPCの前に座る時間がとれなかったのです。まだ時差ぼけ(時差13時間!)で、日中だるくて仕方ありませんが、そんなことを言って怠けているとまた、ブログに書く前に日本での記憶がどんどん薄れてしまうので、そろそろ書かなくては、と思います。

で、何から書きましょう。何しろ、1ヶ月の間にできる限りのアクティビティーを盛り込んでしまったので、書き残しておきたい思い出はいっぱいあるのですが・・・・・。このブログの読者の多くは、やっぱり手芸、ソーイング関係のネタを期待しておられるかと思うので、そのあたりのことを最初に書いていくことにします。



8月のとある日、久しぶりの友人たちと会うために新宿に出かけました。日本に帰ったとき、友達と会うのはたいてい新宿になることが多いのです。私も日本ではずっと小田急線沿線に住んでいたので新宿は馴染みのある街なのです。

最近、新宿高島屋にユザワヤができたと知り、日本に来る前から行きたいと思っていました。日本に住んでいたときはユザワヤといえばいつも吉祥寺まで出かけていたのですが、新宿に来てくれて私にとってはだいぶ便利になりました。



品揃えはどんなかな?と思いながら11階のユザワヤフロアーへ。本家の蒲田はもちろん吉祥寺と比べても売り場面積はかなり狭いし、品揃えもそれなりに少ないとは思いますが、久しぶりの日本の生地屋さんの眺めにワクワク胸が躍りました。



上の写真は私が今回ユザワヤで購入した生地。ほんとはもっと欲しい布がたくさんあったけど、アメリカに持って帰れる荷物の量と、航空券購入後のさびしいお財布の中身のことを考えると無茶はできません・・・・涙。




夕方の忙しい時間帯にぶつかってしまい、カット台の前には長蛇の列。危うく友達との待ち合わせに遅れるところでした。




洗い加工された綿麻の水玉と花柄。風合いが良くて一目ぼれです。ほかの柄も欲しかった。




ルシアンの綿麻。大胆な色使いの植物柄がグー。



コッカのダブルガーゼ、人魚柄。ムスメの服を作ったら着心地よさそう。私には・・・ちょっとかわい過ぎますかね?




そして!わたし、初めてサンリオのキャラクタープリントの布を買いました!これもムスメのため。人間の嗜好って、長い人生の中では変わっていくものなのですよ。それにしても、サンリオのキャラって息が長いですね。私が子供のころ、キキとララはもう人気者でした。妹がキキララの筆箱を持っていたような・・・。わたしもメモ帳くらい持っていたかも。




和風柄の木綿2種。

何がうれしいって、これらの生地がみ〜んな「メイド・イン・ジャパン」だってことです。アメリカでも日本の布は大人気ですが、目の飛び出るような高い値段がついていたりします。まあ、輸送費などを考えたら仕方ないのかもしれませんが。

日本での布や本などの買い物、素敵な手芸屋さんのことなど、これから少しずつ書いていこうと思ってます。

ここミシアナはほんの少し、秋の気配?みなさんも良い週末をお過ごしくださいね。