手芸家のアメリカ暮らし
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ビーズの花束ブローチ / ふろしきワークショップ
義母からの注文で、ブローチを作りました。クリスマスのプレゼント用の注文ですが、来週のサンクスギビングに南インディアナの親戚を訪ねるときに手渡したい、ということなので、ちょっと早めに仕上げました。



色や形の異なるビーズをたくさん使い、いつものように即興でデザインを作り上げていったのですが、作業が進むにつれ、いろんな種類の花を束ねたブーケのようになりました。きらきらしたビーズの輝きがクリスマス・プレゼントにふさわしいアクセサリーになりました。





ブローチ用のシャワー金具(表面に穴がたくさん開いていて、テグスやワイヤーでビーズを取り付けられる)は日本から持ってきたもの。アメリカで手に入るパーツは品質の上で不満なものが多く、特にブローチなどのピンは先がスムーズでないのか、衣類に刺さりにくいと思います。



ギフト用の小箱のふたに千代紙を張ってお化粧しました。


ところで、急に頼まれて、きのうの夕方にふろしきのワークショップをしてきました。時間があればもっとたくさんのサンプルを準備したかったのですが、多くの人が興味を持って見ていってくれました。みな一様に、1枚の四角い布でいろんなことができることに驚きの表情でした。12月3日にももう一度行うことになっています。次回はもう少し、サイズや柄を変えてふろしきを作っていきたいと思っています。





ヴィンテージ・ソファのリフォーム
夏の前のことだったでしょうか、ヴィンテージショップ、Junk Evolution で素敵な古いデイベッド(ソファとベッドの中間みたいな家具)を見つけました。ウッドワークがArts and Crafts 様式を思わせます。木のフレーム部分は色あせ、スプリングをカバーした黒いキャンバスも薄汚れてしまっていました。しかし、デザインが素敵なのと、なんといっても掘り出し物で、確か値段が32ドル〜35ドルくらいだったと覚えています。リフォームすれば見違えるようになると思い、すぐさま購入したのです。残念ながら、PCが壊れてデータをバックアップしたときにどこかに行ってしまったらしく、リフォーム前の写真が一枚も見つかりませんが、前の姿を想像しながら読んでみてくださいね。



買ってしばらくして、夫がフレーム部分にやすりをかけて、塗料を塗りなおし、新品同様の輝きを取り戻しました。その後は私の番。座面を新しい布でカバーするのですが、それから忙しくなってしまい、結局、地下の仕事部屋に放置したまま何ヶ月かが過ぎてしまいました。先月、重い腰を上げ、エイヤッ!と仕事に取り掛かり、先週やっと完成したのです。



土台のスプリングの部分は、前にダイニングチェアを張り替えた残りの布でカバーしました。ミッドセンチュリー風柄のグレーをベースにしたものです。もともとのソファはスプリングの上にクッションがなかったのですが、今回、持っていたふるいベッドフォームを再利用して二つの長方形のブロックを作り足しました。



古いフォームをカッターで必要なサイズにカットしました。思ったより簡単にきれいに切れたのが驚きでした。これが面倒で、なかなか作業に取り掛かる気がしなかったのですから。



それから、この長方形のフォームのカバーを新しい生地(半額でした!)でつくり、完成です!

この作業をしながら、リビングルームの新しいカラーテーマをずっと考えていました。そしてたどり着いたのが黄色。黄色は今まで、自分で進んで選ぶ色ではなかったのですが、なぜか不思議とここに来て、いいかも、と思うようになりました。この部屋では、黄色とグレーを中心にしたインテリアを当分の間楽しもうと思います。



と、いうわけで、新しく黄色×グレーのクッションカバーを作りました。この素敵なインテリア用ウェイトの生地、クリアランスのワゴンで発見、なんと1ヤード3ドルという掘り出し物でした。お気づきかも知れませんが、メープルの落ち葉で埋まった我が家の庭の眺めにこの黄色のクッションが完璧にマッチしています。この季節、リビングの大きな窓から見るこの眺めが大好きです。





布に余裕があったので、アート用のキャンバスに張って壁にも飾りました。



再生したソファ、今では家族のお気に入りの家具になっています。普通のソファより座面が広く、フォームがやわらかいので寝心地抜群。テレビを見たりゲームをしながらごろごろするのに最適です。何より、見た目がかっこいい(自画自賛)。特に、外から大窓を通して見るといいのです。

サウスベンドではもう初雪が降りました。積もらずすぐに消えましたが、もう長い冬の始まりはすぐそこ。冬は家の中を暖かく、心地よくしておきたいものです。この冬は、いままで手付かずだったリフォームのプロジェクトをいくつか、終わらせたいな、と考えています。



フェルトの刺しゅうブローチと刺し子のポーチ
Shop用に、フェルトのブローチを作りました。



2枚重ねの花びらは色違いのフェルトで裏打ちして、立体的に重ねています。



葉っぱはチェーンでぶら下げて、少しゆらゆらと動くようになっています。




それから、少し前のプロジェクトだったのですが、ブログにアップする暇がなかった刺し子のポーチの写真を少し。義母からの注文で作りました。義弟の嫁さんへのクリスマスプレゼントにするそうです。あ、それで思い出しました。義従兄弟の嫁さんへのプレゼントも頼まれていたんだった!



淡いピンクの麻に段染めの刺し子糸で刺しました。伝統模様でなく、即興です:-)





北インディアナはもう雪が降りました〜。積もりませんでしたが、もうすぐサンクスギビングですから、雪が降ってもちっともおかしくない季節ですね〜。日本も寒くなってきましたね。風邪を引かぬよう、気をつけましょう!

バラのビーズ・リング講習会終了!
早いもので、アメリカに来て6年半が過ぎました。その間、山あり谷あり、最初のうちは生活するだけでいっぱいいっぱいで余裕がありませんでしたが、おかげさまでやっと最近になって制作や作品の発表、販売などが少しずつできるようになりました。ただ、日本でやっていたように、講習や教室をするのはちょっとハードルが高いな、と思っていました。昨年のこと、縁あって、ローカルのヴィンテージショップJunk Evolution のオーナーさんたちと仲良くなり、作品を置かせてもらったり、風呂敷を紹介させてもらったりするようになりました。そして、かねてから勧められていたこともあり、この夏に日本に帰省したおりに材料を仕入れられたこともあって、ビーズワークでつくるリングの講習会をさせていただくことになりました。その講習会が昨日。準備は万端でしたが、久しぶりの講習、かつ言葉のことも少し心配でちょっと緊張ぎみでしたが、生徒さんがみなさん気さくで理解のある人たちだったので、なんとか無事にやり遂げることができました。


ビーズで一枚一枚の花びらを形作ったリングを作りました。6種類のカラーバリエーションでキットを作り、好きな配色を選んでいただきました。





幅広い年齢層(失礼!)の生徒さんたちは、みなさん明るく、魅力的な人たちでした。初心者向けのプロジェクトではなかったので、最初はちょっと心配しましたが、辛抱強く作業を続けているうちに、コツをつかんでくれたようです。おしゃべりも弾み、みなさん楽しんでいたようなので、私もホッとしました。



5人の生徒さんはみなさん違う配色のキットを選んでいました。こちらは白とシルバーの2色で清楚な配色。21歳の最近婚約したばかりというお嬢さんにはぴったりですね。がんばって完成させただけあって、出来上がりにも、満足してくれていました。


時間も予定をオーバーしてしまいどうなることかと思いましたが、結局のところ、みなさんリング作りを楽しんでくれました。私も楽しい時間を過ごし、ホッとするとともに、アメリカで講習会をやったことで自信にもなりました。この機会を持たせてくれたJunk Evolution のみなさんと、生徒さんたちにとっても感謝しています。

今後、年内には、折り紙で作るインテリア・デコレーションのクラスや、風呂敷のデモンストレーションを予定しています。また、毎月第一金曜日に催されるダウンタウンのイベントで、12月のゲスト・アーティストをやらせてもらうことになりました。Junk Evolution で作品を紹介したり、お客さんたちと話をしたりすることになっています。そして来年、2月はまた、日本にまつわるものを紹介するイベントをする予定です。

アメリカに来た当初は、いつかこういう機会を持てるとは予想もしていなかったので、大変うれしく、ありがたく思っています。当分、忙しいのですが、やりたいことはまだまだ山積み。やりたいことがあるというのは、本当に幸せなことだとしみじみ思っています。いつもうまくいくわけではありませんが、何事も楽しくやっていこうと思います。

ところでこのリング、そのうちショップに出したいと思っています。
ハロウィーン・コンテスト
のっけから訳のわからない画像で失礼します!手芸家のブログとしては、いつも記事の最初の画像はなるべく美しく、読者の皆様の目を楽しませるものを選ぶように心がけていますが、今回はハロウィーンということで、ご容赦くださいませ。

毎年ハロウィーンの前に、ムスメの学校では秋祭りのイベントが催されます。その中でパンプキン・デコレーション・コンテストがあるのですが、今年は初めて、ムスメもエントリーすることになりました。で、作ったのがこのパンプキン魔女。ちなみにこのコンテスト、一般的なジャックオーランタンのようにカボチャに穴を開けたり、彫刻したりするのは禁止です。



カボチャ畑でムスメが見つけてきた大きなカボチャ。出っ張ったところが鼻のように見えるので、ムスメのアイデアで魔女を作ることにしました。顔を緑色にするのは私の考え。スプレーペイントを使って着色しました。全校生徒がお気に入りのカボチャに投票して優勝者を決めました。残念ながらムスメのカボチャは選に漏れましたが、秋祭りは存分に楽しんできました。

 

ハロウィーンといえばコスチューム。うれしいことに、Ninaの衣装を楽しみにしてくださっている読者も多いようですので忘れずにご紹介せねば。今年は、ずいぶん前から、女の子版のスーパーヒーローになりたい、と言っていたので、どうやって作るか、いろいろ考えていたのですが、土壇場になって、やっぱり天使がいい!と言い出しました。そういうわけで、今年の衣装は、四角いサテンの布(フラワーガールドレスの残り布)を巻きつけて肩で結んだだけ。何の面白みもないものとなりました・・・・が、それがなんと、夫の両親の教会のハロウィーンパーティーの仮装コンテストで、2年ぶりに「一番かわいいで賞」を受賞!意外な結果となりました。





ここからは、学校のパンプキンコンテストの作品ギャラリーをお楽しみください(笑)。










日本は暖かい日がしばらく続くようですが、こちらは寒〜いハロウィーンです。夕方5時からの「Trick or Treat!」タイム(家々を回ってお菓子をもらう)が大変だ!

みなさんもハッピーなハロウィーンをお過ごしくださいね。