夏の前のことだったでしょうか、ヴィンテージショップ、Junk Evolution で素敵な古いデイベッド(ソファとベッドの中間みたいな家具)を見つけました。ウッドワークがArts and Crafts 様式を思わせます。木のフレーム部分は色あせ、スプリングをカバーした黒いキャンバスも薄汚れてしまっていました。しかし、デザインが素敵なのと、なんといっても掘り出し物で、確か値段が32ドル〜35ドルくらいだったと覚えています。リフォームすれば見違えるようになると思い、すぐさま購入したのです。残念ながら、PCが壊れてデータをバックアップしたときにどこかに行ってしまったらしく、リフォーム前の写真が一枚も見つかりませんが、前の姿を想像しながら読んでみてくださいね。
買ってしばらくして、夫がフレーム部分にやすりをかけて、塗料を塗りなおし、新品同様の輝きを取り戻しました。その後は私の番。座面を新しい布でカバーするのですが、それから忙しくなってしまい、結局、地下の仕事部屋に放置したまま何ヶ月かが過ぎてしまいました。先月、重い腰を上げ、エイヤッ!と仕事に取り掛かり、先週やっと完成したのです。
土台のスプリングの部分は、前にダイニングチェアを張り替えた残りの布でカバーしました。ミッドセンチュリー風柄のグレーをベースにしたものです。もともとのソファはスプリングの上にクッションがなかったのですが、今回、持っていたふるいベッドフォームを再利用して二つの長方形のブロックを作り足しました。
古いフォームをカッターで必要なサイズにカットしました。思ったより簡単にきれいに切れたのが驚きでした。これが面倒で、なかなか作業に取り掛かる気がしなかったのですから。
それから、この長方形のフォームのカバーを新しい生地(半額でした!)でつくり、完成です!
この作業をしながら、リビングルームの新しいカラーテーマをずっと考えていました。そしてたどり着いたのが黄色。黄色は今まで、自分で進んで選ぶ色ではなかったのですが、なぜか不思議とここに来て、いいかも、と思うようになりました。この部屋では、黄色とグレーを中心にしたインテリアを当分の間楽しもうと思います。
と、いうわけで、新しく黄色×グレーのクッションカバーを作りました。この素敵なインテリア用ウェイトの生地、クリアランスのワゴンで発見、なんと1ヤード3ドルという掘り出し物でした。お気づきかも知れませんが、メープルの落ち葉で埋まった我が家の庭の眺めにこの黄色のクッションが完璧にマッチしています。この季節、リビングの大きな窓から見るこの眺めが大好きです。
布に余裕があったので、アート用のキャンバスに張って壁にも飾りました。
再生したソファ、今では家族のお気に入りの家具になっています。普通のソファより座面が広く、フォームがやわらかいので寝心地抜群。テレビを見たりゲームをしながらごろごろするのに最適です。何より、見た目がかっこいい(自画自賛)。特に、外から大窓を通して見るといいのです。
サウスベンドではもう初雪が降りました。積もらずすぐに消えましたが、もう長い冬の始まりはすぐそこ。冬は家の中を暖かく、心地よくしておきたいものです。この冬は、いままで手付かずだったリフォームのプロジェクトをいくつか、終わらせたいな、と考えています。