手芸家のアメリカ暮らし
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2013ハロウィーン
グッバイ10月、ハロー11月。。。「暑い、暑い」と毎日うなっていた夏の帰省がついこの間のように思えるのに、もう冬がそこまで近づいているなんて、これではあっという間におばあさんになってしまいそうです。

私がまだ日本に住んでいた頃、日本でハロウィーンはまだあまり知られていなくて、仮装イベントやジャック・O・ランタンなども見かけることはありませんでした。最近では、まあ主に商業的な意味合いが大きいのでしょうが、日本でもハロウィーンを楽しむ人が増えたようですね。
こちらでは、子供がいる家は毎年10月になるとコスチュームを買ったり、作ったりするのが恒例になっています。手芸作家としてはちょっと恥ずかしいのですが、実は今まで、ムスメのコスチュームの全部を私が作ったことはなかったのです。それでも、ムスメの希望するキャラどおりのものはそうそう売っていないので、買ってきたものにペイントしたり、アクセサリーを作って追加したりはしていました。(こちらこちらこちらこちらなどで過去のコスチュームがいくつか見られます。)そして今年はついに、上から下まで、デザイン、パターン・メイキングから仕上げまで、私が一人で作りました。(実際のところ、パターンは作りませんでした。手持ちの服から、必要な部分、襟ぐりの形や、各部の寸法などの型を写し取り、身頃、袖、パンツなどのギャザー分を目分量で追加する、という大雑把な方法で作りました。)

今年の Nina からのリクエストは「ジェスター」。トランプの「ババ」になっている道化のことです。これに決まるまではほかにいくつかの「なりたいキャラ」候補があったのですが、ぎりぎり1週間前になってこのキャラクターに決まりました。どうやら、やっと、姫、妖精、アニメキャラになりたい年代を過ぎたようですね〜。私個人的には、今回のような個性的なもののほうが好き。前者はお店でもいろいろ売られていて、同じのを着てる子がたくさんいるんですもの。




ああ、ムスメのおでこのなんと広いことよ。私からの遺伝でないことは間違いなし。

ハロウィーンと同じ日、学校の「Fall Festival(秋祭り)」がありました。毎年開かれているイベントで、子供たちがとっても楽しみにしています。ムスメの学校では楽しいイベントが季節ごとに企画されて、学校のスタッフと父兄のボランティアの連携が良く、実に上手に運営されていて、一父兄としてはとてもありがたいです。いい学校を選べて良かった!


このイベントでは毎年カボチャのデコレーション・コンテストが開かれています。Nina は今年は出品しませんでしたが、今年も楽しい、レベルの高い作品がたくさん並びました。子供たちは全部のカボチャを審査して、一番いいと思うものをひとつ選んで投票します。このコンテストではカボチャを切ったり彫ったりすることは禁止です。中身が傷んできたり、匂いがしたりするという問題があるからだと思います。ですからみなさんご存知の、カボチャの中身をくりぬいて、怖い顔などを彫刻した「ジャック・O・ランタン」的な作品はありません。


このガムボール・マシーン(ガムのガチャガチャ的販売機)は、お母さん方の間では一番人気だったんじゃないかな。Nina によるとこの作品が第2位だったそうです。


こちらは、私を大いに笑わせてくれた作品。小さい子に人気の本のキャラクターで、「キャプテン・アンダーパンツ」。


そしてこちらがみごと第1位に輝いた「マインクラフト」。みなさん、ご存知ですか? 日本ではどうか分かりませんが、アメリカでは子供たちの間で今人気のオンライン(?)ゲームなんです。Nina もよく遊んでいます。ブロックのようなものを次々と積み上げて建物を作っていくという実に単純なゲームのようで、私には、どうしてこれがそんなに子供に人気があるのか、いまひとつよくわかりません。(途中でゾンビが出てきて邪魔をされたりするらしいですが・・・・こわい

それはともかく、私もこの作品、子供らしくてとてもいいと思いました。テープがめちゃくちゃに貼られているとこなんか、子供が自分でがんばって作った感じが出てます。

あ、そうそう。Nina のコスチュームを作ったハギレでこんなポーチを作ってみました。いろんな形とサイズの小さいスクラップをテキトウにつないでいます。ちょっと即興的なピースワークと、ベルベットの質感が気に入っています。これからの季節にいいかな、と。

日本も秋が深まってきた頃でしょうか。こちらはそろそろ紅葉も終わりそうで、木々が残った葉を精一杯きれいな色に染めています。いい1週間をお過ごしください。